電気料金3

電気料金の内訳に記載のある「再生可能エネルギー発電促進賦課金」（以下、再エネ賦課金）ですがどういったものかというと、太陽光をはじめ再生可能エネルギーで発電された電気を電力会社が買い取る「再生可能エネルギーの固定価格買取制度(FIT)」でかかった費用をこの再エネ賦課金から賄っています。

売電している、していないに関わらず負担するもので電気の使用量に単価を乗じて算出されます。

また、「再生エネルギー」とは太陽光発電だけでなく、風力発電、水力発電、地熱発電、バイオマス発電も含まれます。

再エネ賦課金の単価は高騰していくと予想されていますので、トータルとしての電気代は高くなっていきます。

電気を使用すれば必ず再エネ賦課金の負担がありますからできるだけ電気を使わない、もしくは省エネ製品を利用する事が電気代の削減につながります。

また、有効な対策として「自家消費型太陽光発電」があります。

「自家消費型太陽光発電」とは

太陽光発電で発電した電気を自社で消費することです。

自社で消費することで電力会社からの買電を減らすことができ、結果的に賦課金の金額を抑えることが可能となります。

また、蓄電池設備と組み合わせることで業務時間外や休業日などに発電した電力を蓄電し、夜間や天候により発電できない場合に繰り越すことが可能となります。

今後は電気の自給自足、地産地消というスタイルに移行していくと思われます。

比較的容易に省エネ化できるものに照明のLED化などがあります。

白熱灯、水銀灯などの照明はLEDに置き換えることで大幅に電気代を削減することが可能になります。

また、高圧受変電設備であるキュービクルも更新することで省エネを見込める場合があります。

※古いキュービクル内にはPCBを含む機器がある場合があります。

大阪エリアではPCB処理期限が来年2021年3月31となっています。期限を過ぎると処理ができなくなるので注意が必要です。

電気工事でお困りの際は弊社へお問い合わせください。