感震ブレーカー（分電盤タイプ　内蔵型）

地震災害による電気火災防止の対策として「感震ブレーカー」が有効です。

感震ブレーカーとは「震度5」相当以上の揺れを感知すると自動的に遮断して電気の供給をストップする機能を持ったブレーカーの事です。

感震ブレーカーを分電盤に組み込んだ「内蔵型」は新築や改修の際に導入することをお勧めします。

感震ブレーカーの機能について

• 揺れを感知(震度5以上)した後、3分間の警報を発して主幹ブレーカーを遮断します。

※3分間は避難誘導のための明かりを確保できます。

• 安全を確認できた場合、3分以内に分電盤のリセット(警報停止)スイッチを押すことで主幹ブレーカーの遮断を停止できます。

• 揺れを感知した後、3分以内に停電が発生した場合は、復電と同時に主幹ブレーカーを遮断します。

※避難後の電力復旧による通電火災を防ぎます。

• 揺れる直前に停電が発生した場合(発電所などに先に地震波が到達した場合には地震前に電気の送電が止まる場合があります)は、停電後8秒以内に揺れを感知した場合には復電直後に主幹ブレーカーを遮断します。

感震ブレーカー内蔵分電盤の種類には戸建て住宅向け、スマートハウス向け、集合住宅向け

等があります。

内蔵型は分電盤一体型となっているため後付型にない機能を備えてたものがあり、戸建て住宅向けには2段階遮断タイプもあります。

2段階遮断タイプとは、発熱など火事につながる電気機器の回路は即時遮断、照明などの他の回路は一定時間後遮断するなどより遮断の優先度を細分化して安全な機能を備えた機器もあります。

スマートハウス向けなどは外出先でもＨＥＭＳ・ZEHなどからの情報でブレーカーの動作状況の確認が可能となります。

マンションなどの集合住宅のオーナ様や管理会社様など災害対策をお考えの方は弊社へお問い合わせください。