LED照明の交換の際の注意点 2　-LEDの基礎知識-

LEDの交換のお話の前に以前のブログにも書いたことがありますが、おさらいとして理解しておきたいLEDの基礎知識のお話です。

まずLEDとは「発光ダイオード」と呼ばれるもので特徴としては「省エネ」、「長寿命」が一番の特徴です。

それ以外の特徴として「熱線」「紫外線」が従来の白熱電球や蛍光灯と比べて極めて少ないので照射する対象の劣化を防ぐことができ、文化財の照明などにも適しています。

また「紫外線」が少ないということは虫が集まってきにくいということにもつながります。

食品工場や医療関連の製造工場など衛生が求められる場所や、飲食店やマンションの共用部（エントランスや廊下等）などの清潔感が求められる場所、駐車場などの屋外灯などにも適しています。

既存の照明器具に交換が可能なのであまり知られていないですが、LEDは直流電源で

作動します。LED器具には交流から直流に変換するLED電源ユニットが内蔵されています。

ここで注意が必要ですが、上にも書きましたがLEDの光自体には熱量がほとんどありません。それは白熱電球や蛍光灯のように熱を光に変換して利用する発光原理ではなく、電気を直接光に変えるためだからです。その為LEDの発光部や電源部は高温になるのでLED電球では熱を逃がすための構造に工夫を加えており、発生した熱は照明器具本体の放熱板（ヒートシンク）を通して空気中に放熱しています。

熱をうまく逃がさないと寿命を縮めてしまうことになり、LEDの特徴が生かせなくなります。

バスルームなどの高温多湿の場所では密閉器具が使用されていて熱がこもりやすいのでLED電球へ交換などは密閉器具に対応した製品を選定することが必要です。

様々な種類のLEDがありますので適したものを選定することによって省エネ、長寿命を生かすことが可能になります。

弊社は様々な施工実績がありますのでLEDの選定、提案などもさせていただきます。

次回はLEDの明るさの単位についてのお話です。

『人財・技術を大切にする企業』　隆電設工業株式会社

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